
本ページは、令和7年に内閣官房・公正取引委員会から出された、
「実演家等と芸能事務所、放送事業者等及びレコード会社との取引の適正化に関する指針」
をもとに作成しています。
芸能活動を始める方や、活動を続けている会員の方から、契約期間、仕事内容、報酬、芸名、SNS、独立・移籍などについて、「何を確認すればよいのか分からない」という声が寄せられることがあります。
このページでは、内閣官房・公正取引委員会「実演家等と芸能事務所、放送事業者等及びレコード会社との取引の適正化に関する指針」をもとに、実演家の方が確認しておきたいポイントをQ&Aとセルフチェック形式でまとめました。
トラブルが起きたときだけでなく、日々の活動を円滑に進めるための確認にもご活用ください。
参考指針
内閣官房・公正取引委員会「実演家等と芸能事務所、放送事業者等及びレコード会社との取引の適正化に関する指針」
実演家の適正な取引セルフチェック
芸能活動を始めるときや、活動を続けていく中で、契約や報酬、芸名、SNSなどについて確認しておきたいポイントをまとめました。まずはセルフチェックをしてみましょう。
【活動を始めるとき】
- □ 契約期間を知っている
- □ 仕事内容を説明できる
- □ 報酬の仕組みを知っている
- □ 契約書の写しを持っている
- □ 分からないことを質問できる
【活動を続けるとき】
- □ 仕事内容を理解している
- □ 希望や目標を伝えられる
- □ 困ったことを相談できる
- □ 報酬について確認できる
- □ スケジュールを把握している
- □ 活動方針について話し合う機会がある
【契約を見直すとき】
- □ 契約内容を読み返した
- □ 現在の仕事内容を確認した
- □ 報酬条件を確認した
- □ 契約期間を確認した
- □ 不明な点を整理した
【芸名・SNSについて】
- □ 芸名の取扱いを知っている
- □ SNSの管理方法を知っている
- □ 宣材写真の利用条件を知っている
- □ プロフィールの扱いを知っている
- □ 過去作品の扱いを知っている
【独立・移籍を考えたとき】
- □ 契約期間を確認した
- □ 契約終了の方法を確認した
- □ 芸名の取扱いを確認した
- □ SNSの取扱いを確認した
- □ 不明な点を整理した
【未成年・若年実演家の方の場合】
- □ 保護者も契約内容を確認している
- □ 契約内容を自分の言葉で説明できる
- □ わからないまま署名していない
- □ 学業との両立について相談できる
- □ 困ったときの相談先を知っている
- □ 必要に応じて保護者や弁護士等の第三者に相談できる
参考指針: 実演家等と芸能事務所、放送事業者等及びレコード会社との取引の適正化に関する指針
実演家の適正な取引 Q&A
芸能活動を始めるときや、活動を続けていく中で、契約期間、仕事内容、報酬、芸名、SNS、独立・移籍などについて、「どう考えればよいのか」と迷うことがあります。
このページでは、内閣官房・公正取引委員会「実演家等と芸能事務所、放送事業者等及びレコード会社との取引の適正化に関する指針」をもとに、実演家の方から寄せられやすい疑問をQ&A形式でまとめました。
【活動を始めるとき】
-
契約書は必要ですか?
-
指針では、契約期間、報酬などをできるだけ明確にすることが望ましいとされています。契約書はトラブルのためだけでなく、お互いが安心して活動するための確認にも役立ちます。
【指針:契約 第2の6(1)】
-
契約書を持ち帰って確認してもよいですか?
-
もちろんです。内容を理解した上で契約することは大切です。不明な点は質問しながら確認してみましょう。指針でも、契約内容について十分な説明を行うことが望ましいとされています。
【指針:契約 第2の6(1)】
-
契約期間は、一般的に何年が普通ですか?
-
指針では期間の長さだけではなく、その期間が必要となる理由についても十分説明することが望ましいとしています。契約期間だけでなく、更新方法や契約終了の条件も確認しておくと安心です。
【指針:契約 第2の1(1)及び6(1)】
-
契約書に分からない言葉がある場合はどうしたらよいですか?
-
そのままにせず確認してみましょう。指針では芸能事務所は質問や協議の申し出にはいつでも真摯に対応すべきとされています。契約内容を理解した上で活動することは、実演家にとっても芸能事務所にとっても大切です。
【指針:契約 第2の6(1)】
-
契約後に仕事内容が変わることはありますか?
-
活動が広がる中で仕事内容が変わることはあります。指針では、芸能事務所が仕事を依頼する際には仕事の内容の詳細を明らかにし、意向を確認すべきとしています。仕事の内容や条件についてお互いに認識を共有することが大切です。
【指針:仕事内容 第2の5(2)及び6(2)】
【活動を続けるとき】
-
やってみたい仕事は伝えてもよいのでしょうか?
-
はい。実演家としての希望や目標を共有することは、よりよい活動につながります。指針では、芸能事務所は仕事の内容を実演家に示して意向を確認し、自由な選択を尊重すべきとされています。芸能活動は実演家と事務所が一緒につくるものです。挑戦したい分野がある場合は伝えてみましょう。
【指針:仕事内容 第2の5(2)】
-
難しい仕事がある場合はどうしたらよいですか?
-
指針では、芸能事務所は仕事の具体的内容を実演家に示して意向を確認し、実演家が拒否した場合は実演家の自由な選択を尊重すべきとしています。仕事内容について不安がある場合は、早めに相談してみましょう。
【指針:仕事内容 第2の5(2)】
-
NGにしたい仕事内容はどう伝えたらよいですか?
-
「難しいです」だけでなく、できるだけ具体的に伝えると認識の違いが少なくなります。たとえば、危険を伴う演出、肌の露出の多い撮影、深夜にわたる業務など、あらかじめ共有しておくことで調整しやすくなります。
【指針:仕事内容 第2の5(2)】
-
報酬について質問するのは失礼でしょうか?
-
報酬は大切な仕事の条件です。指針でも、芸能事務所は報酬の考え方や計算方法をできる限り契約上明記し、十分に説明するとともに、質問や協議の申し出には真摯に対応すべきとされています。わからないことは確認してみましょう。
【指針:報酬 第2の5(1)及び6(1)】
-
歩合制の場合は何を確認したらよいですか?
-
歩合の割合率だけでなく、何を基準に計算するのか、経費の扱いはどうなるのかも確認しておくと安心です。
【指針:報酬 第2の6(3)】
-
配信や再放送の収益についても確認した方がよいですか?
-
はい。指針でも、二次利用などの取扱いを含む報酬について、できるだけ明確にすることが望ましいとされています。
【指針:報酬 第2の5(1)】
【契約を見直すとき】
-
契約更新のときは何を確認したらよいですか?
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契約期間だけでなく、仕事内容や報酬についても確認するよい機会です。活動を始めた頃と状況が変わっている場合もあります。
【指針:契約更新 第2の1(1)、5(1)及び6(1)】
-
活動内容が変わった場合はどうしたらよいですか?
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指針では、契約内容についての質問や協議の申出に対して、芸能事務所はいつでも真摯に対応すべきとされています。活動内容に変化があった場合は確認してみましょう。
【指針:契約 第2の6(1)】
-
長く活動している場合も契約内容を確認した方がよいですか?
-
はい。活動が長くなるほど、契約当時と状況が変わることがあります。契約更新時など定期的に確認することで認識の違いを防ぎやすくなります。
【指針:契約 第2の6(1)】
【芸名・SNSについて】
-
芸名について確認しておくことはありますか?
-
指針では、芸名等の権利の帰属について契約上明確化すべきとされています。活動を続ける上で大切なことなので、早めに確認しておくと安心です。
【指針:芸名・SNS 第2の4(2)及び6(1)】
-
SNSについても確認した方がよいですか?
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SNSは活動の一部のようになっています。管理方法や利用方法について確認しておくことで、後から認識の違いが生じにくくなります。
【指針:芸名・SNS 第2の4(1)、5(1)及び6(1)】
-
宣材写真はどのように扱われるのでしょうか?
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指針では、実演家の成果物の権利の帰属について契約上明確化すべきとされています。プロフィールの作成などにも関わるため、確認しておくと安心です。
【指針:芸名・SNS 第2の6(1)】
【独立・移籍を考えたとき】
-
独立や移籍を考えたら何を確認すればよいですか?
-
契約期間や契約終了の方法、芸名やSNSの取扱いなどを確認してみましょう。
【指針:移籍・独立 第2の1(1)、4(1)、4(2)及び6(1)】
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円滑に話し合うためのポイントはありますか?
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早めに相談し、お互いに必要な確認事項を整理することが大切です。指針でも、契約満了時に移籍・独立の申出があった際は、芸能事務所は円滑に移籍・独立できるように適切に対応すべきとされています。
【指針:移籍・独立 第2の3(2)】
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移籍や独立について相談するのは早すぎますか?
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必ずしもそうではありません。活動方針について話し合うことは、今後の活動を考える上でも役立ちます。
【指針:契約 第2の6(1)】
【未成年・若年実演家の方の場合】
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保護者はどこまで関わればよいのでしょうか?
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指針では、未成年の実演家について特に配慮が必要であるとしています。契約や進路に関わる重要な場面では、保護者と一緒に内容を確認することが安心につながります。
【指針:未成年者への配慮 第1の2/第2の6(1)】
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学校との両立が難しい場合はどうしたらよいですか?
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一人で抱え込まず、早めに相談してみましょう。学業や心身の健康も大切な活動基盤です。
【指針:未成年者への配慮 第1の2/第2の6(1)】
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未成年者が契約するときに気をつけることはありますか?
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契約内容を十分理解できているか、保護者も内容を確認しているかを確認してみましょう。指針では、若年の実演家について特に配慮が必要とされており、契約内容を十分に説明することや、必要に応じて保護者や弁護士などの第三者に相談できるよう配慮すべきとされています。分からないまま契約せず、納得してから判断することが大切です。
【指針:未成年者への配慮 第1の2/第2の6(1)】
【参考・相談先】
公正取引委員会
実演家等と芸能事務所、放送事業者等及びレコード会社との取引の適正化に関する指針
指針の本文はこちら:https://www.jftc.go.jp/dk/guideline/unyoukijun/geinoushishin.html
※ページ内に相談窓口の案内があります。
