― 誰でも使える、誰にでも伝えられる共通の熱中症対策 ―

趣旨

熱中症対策では、体調の異変を早く、確実に共有できることが重要です。

声を出しにくい、言い出しづらい、気づかれにくいといった事情は、誰にでも起こり得ます。厚生労働省も、障害のある人や高齢者の熱中症対策として、体調を伝えやすい工夫と早期対応の重要性を示しています。本ガイドラインでは、特定の人に限らず、誰でも使える視覚的な状態表示カードの活用を推奨します。

この方法は、児童、シニアの方、聴覚障害や発声が困難な方、体調不良を言い出しづらい状況にある方など、現場にいるすべての人に共通して有効な安全対策です。

運用のポイント

  • 体調の段階を初期・中期・重症の3段階で示します
  • 色と記号(青・○/黄・△/赤・×)を用い、一目で判断できるようにします
  • 各自のスマートフォンに保存したり、休憩所や水分補給場所(いわゆるお茶セット)に、飲料や塩分補給用品とあわせてカードを設置します
  • 声を出さなくても、カードの提示で休憩や対応につなげます

状態表示カードの例

  • 初期(青・○)
    めまいや立ちくらみがあり、少し不安を感じる
  • 中期(黄・△)
    頭痛・吐き気などがあります。作業から離脱する必要があります
  • 重症(赤・×)
    熱けいれん、体が熱いなど強い不調があります

対応の考え方

軽症(青・○)では涼しい場所で休み、水分・塩分等を補給します。

中等症(黄・△)では作業から離脱して、休憩や冷却を行います。

重症(赤・×)では直ちに作業を中止し、周囲が緊急対応します。

まとめ

危険度を「見える化」するカードは、誰もが使える共通の安全ツールです。休憩所や水分補給の場に設置したり、スマートフォンに保存して状態を視覚的に共有することが、熱中症の予防と早期対応につながります。

活用のお願い

本カードは、休憩所や水分補給場所への掲示、スマートフォンへの保存など、さまざまな形で活用できます。現場での熱中症予防と早期対応のため、ぜひご活用ください。以下はイメージ例です。

危険度見える化カード(PDF)はこちら
どうぞご自由にダウンロードして、掲示・保存等にご活用ください。
著作権は一般社団法人日本芸能従事者協会に帰属します。


このページのPDFをダウンロードする