【2025年新年のご挨拶】
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は多くの皆様にお世話になりましたことを、こころより感謝申し上げます。
【会員の状況と相談窓口】おかげさまで個人会員、労災保険会員、準会員等が300名ほど増加し、団体会員も新たに2つの大きな団体が加入されました。会員の方からいただく相談の多様化に応じて家族会員、支援会員を新設しました。11月にフリーランス・事業者間取引適正化法が施行されたため、新しい相談窓口「芸能従事者ハラスメント110番」を設置しました。また実効性確保のために、委託者向けハラスメントセミナーと加害者更生プログラムを始めました。メンタルケアの相談窓口は2022年から2年6ヶ月常設することができ(メンテナンス期間を除く)、産業医も2023年から2年間設置しサポートを提供することができました。昨年5月からは専門健康心理士による健康心理相談も受け付けています。
【勉強会・研究会】定期的な労災保険とメンタルケアの勉強会に加えて、公正取引委員会と厚生労働省によるフリーランス法勉強会、専修大学法学研究所のご協賛をいただいた2回目の芸能従事者の働き方と法に関するシンポジウムの開催。その他、最新の動向を知る厚労省の個人事業者の健康安全衛生や健康管理について、ユネスコの文化的多様性条約ファシリテーターのお力添えをいただいて、ドイツ・ユネスコからのメッセージも頂戴した国連会議の最新動向が知る会も開催させていただきました。特にフリーランス法の勉強会には、多くの団体に協賛・周知協力いただき全部で20団体で開催することができました。12月には長く取り組んでいた過労死防止対策の一環として、初めてグリーフケアの会も開催することができました。これらの参加者は総じて1500名以上にのぼります。
【学会発表】こういった取り組みを定期的に学会や論文で発表し、昨年は日本農業労災学会、日本産業保健法学会、国際コーチング心理学会、過労死防止学会、日本職業災害医学会で、取り組みの成果や今後の方向性について発表をいたしました。
【2024ダイジェスト動画】THANX4 ARTS WORKERS
日本芸能従事者協会は、今年もハラスメントのない誰もが安心して働ける芸能生活とセーフティーネット作りに努めて参りたいとます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年元旦
一般社団法人日本芸能従事者協会