2024年11月フリーランス・事業者間取引適正化等法の施行により、業務委託をする事業者にハラスメント防止措置を行うことが義務づけられています。そのため業務を受けて働く芸能従事者は、これまでより一歩進んだ保護整備に守られることになります。そこでハラスメントの被害を解決するために、どうしたら良いのわからない会員の方へ、相談窓口を開設します。ご利用になりたい方は以下の説明をよく読んで一番下のフォームよりご連絡ください。※この「ハラスメント110番」はフリーランス法14条により発注事業者に義務づけられる相談窓口ではなく、受注者団体の自主的な取り組みとして設置する相談窓口です。

相談の仕組み

厚生労働省の指針において定められている相談対応の趣旨をふまえながら、ハラスメントにより心身の傷ついた方を手厚くサポートできるように、産業医や各種心理士の相談も受けられるように体制作りをしています。※法律が施行して間もないため、開設後に、より良い窓口にするために随時見直しを想定しています。

【ご利用いただける方】
日本芸能従事者協会の会員と全国芸能従事者労災保険センターの加入者の方がご利用いただけます。未加入の方はこちらから入会または労災保険の加入のお手続きください。
※(ご参考)厚労省PDF:「精神障害の認定基準にパワーハラスメントを明示しますセクシュアルハラスメントが原因で精神疾患を発症した場合 労災保険の対象になります

□ご利用いただける会員:個人会員、学生・未成年会員、団体会員、相談窓口会員に加入した団体会員にご所属の方、全国芸能従事者労災保険センターの加入者
□ご利用いただけない会員:準会員、家族会員、支援会員

【ご利用いただける団体】
すでに窓口をお持ちの団体や、これから窓口の開設が必要な受注者で構成された団体は、当協会の団体会員及び「ハラスメント窓口会員」になることでご利用いただけます。ご検討の団体の方はこちらからお問い合わせをお願いいたします。※カウンセリングの上、研修等をご提案させていただく場合があります。

※被害内容を記載いただくにあたり個人情報は当協会の規定に則って厳重に取り扱い、関係者以外の第三者には開示しません。
※この窓口をご利用いただく団体会員様は、内部でこの窓口の使い方の周知をお願いいたします。

【フリーランス法によるハラスメント対策の体制整備

フリーランス法においては、次のハラスメントが発注者の措置義務の対象となるとされています。以下の説明をよく読んで、ご経験されたハラスメントが①セクハラ②マタハラ③パワハラのどれに該当するか判断してください。

相談フロー

ハラスメント被害を相談する方は、まず①被害内容②被害の状況③ハラスメントの行為者についてをよく整理しながら質問に従って丁寧に書いてください。担当者が確認後、被害に遭われたことで不利益があった場合の回復方法の案や、産業医や心理士による心身のケア、再発防止策のご提案、ご希望によりハラスメントの行為者へ相談が寄せられたことを連絡いたします(初回のみ)。本窓口で仲裁はしませんが、適切な機関をご紹介することができます。産業医と面談をした方でご希望の方に所見の文書を書くこともできます(※面談前に健康診断の受診結果と芸能従事者向けのストレスチェックの受検結果が必要です)。

料金表

相談
フォーム
公的機関の紹介連絡票団体利用臨床心理士相談健康心理
相談
産業医  意見書
(オンライン面談1.5hを含む)
個人会員無料無料 3,500円/回無料/初回登録料2,000円無料
オンライン45分
15,000円/回
団体会員無料無料3,500円/回無料/初回登録料2,000円無料
オンライン45分
15,000円/回
相談窓口
会員
(団体のみ)
無料無料3,500円/回月3万円〜
無料/初回登録料2,000円無料
オンライン45分
15,000円/回
※相談・面談の総回数は当協会で定めた規定の上限がございます。※意見書の作成には産業医と1時間30分の面談をしていただきます。
※団体会員が「相談窓口会員」になった場合、団体に加入している方々がご利用いただけます。※相談窓口会員は団体の会員数や構成性により当協会規定の料金をご提案いたします。※2024年11月現在。状況に応じて随時見直しをいたします。

相談受付フォーム

以下の項目に従って状況等を丁寧に書いてください。
※芸能従事者のハラスメントは心理的負荷によるダメージがあることが当協会のアンケート調査で明らかになっています。記載にあたりフラッシュバックなどで気分が悪くなった場合は無理をせず休息をとってください。※必要な事項に記載がない場合は受付できませんので予めご了承ください。※記載いただくにあたり個人情報は厳重に取り扱い、関係者以外の第三者には開示しません。

    記載日

    5.会員の種別をお選びください。(必須)

    ※本サービスは会員対象です(準会員、支援会員、家族会員は含みません)。これから会員になる方は事前に加入手続きをお願いします。非会員の方はご連絡をいただいてもご利用できませんのでご了承ください。

    【経験されたハラスメントについて】
    1.これからハラスメントについて伺います。回数や頻度の数は具体的に記載してください。
    フラッシュバックなどで気分が悪くなった時は無理をしないでください。

    【今後について】
    1.この件についてどのような意向をお持ちですか?

    2.ハラスメントをされた相手あるいはハラスメントをした相手あるいは相手の会社・団体等にハラスメント相談の連絡票の作成を希望しますか?※文書作成には費用がかかります。ご了承の上、ご希望をお聞かせください。

    ご注意:この相談窓口の名称や仕組みは一般社団法人日本芸能従事者協会が会員のために独自に考えて編み出したものです。極度に類似したものを作られた場合、お声がけさせていただきますので予めご了承ください。