【7/30】「第3回文化芸術の国際動向の現在地を知る」(オンライン)開催

今、文化芸術はどこへ向かっているのか?
<報告会>2025年 6月 UNESCO 文化多様性条約 〜第10回締約国会議+第5回市民社会フォーラム

2025年6月17日〜20日に、パリのUNESCO本部で開催された「文化的表現の多様性の保護及び促進に関する条約(2005年条約)」の第10回締約国会議と、併催された第5回市民社会フォーラムの報告会を開催します。

この条約は、音楽、舞台芸術、映画、出版など、あらゆる文化的コンテンツやサービスの多様性を守り育てることを目的としたもので、世界的に重要な文化政策の枠組みとなっています。日本はまだ批准していませんが、1980年の「芸術家の地位に関する勧告」とも連動し、芸術文化にかかるさまざまな政策議論に深く関わっています。

今回の会議では、以下のようなテーマについて活発な議論が交わされました
・デジタル時代における文化的多様性のあり方
・世界における文化産品・サービスの流通と不均衡
・アーティストや市民社会の役割
・文化権や文化政策の将来像

本報告会では、現地参加者がリアルな視点で会議の様子を共有し、日本と世界の芸術文化をめぐる最新動向をひもときます。
芸術や文化政策に関心のある方、国際的な文化条約や多様性のあり方を考えたい方、ぜひご参加ください。

また緊急アンケート「UNESCO世界女性・文化・緊急事態に関する調査」についても触れます。
UNESCO Global Survey on Women, Culture and Emergencies

【日時】2025年7月30日(木)午後7時〜8時30分 オンライン
【参加費】無料 【申込み】https://27awj.peatix.com

【登壇者】
▪️プレゼンテーター
坪井 ひろ子
UNESCO文化的表現の多様性の保護及び促進に関する条約エキスパートファシリティ・メンバー
文化的表現の多様性の保護及び促進に関する条約(文化多様性条約)および芸術家の地位に関する勧告の実施・促進やコンサルティング等に国内外で従事。Culture All Nippon(CAN)共同呼び掛け人。The International Federation of Coalitions for Cultural Diversity(IFCCD)、Civil Society Forum 等、様々な組織やネットワークで活動。

▪️コメンテーター
川久保 ジョイ
美術家
スペイン生まれ。2003 年筑波大学人間学部心身障害学卒業。 写真を主とした平面作品や、エネルギー問題、歴史性、物語性や認知論を主題としたサウンド作品、映像作品、建築介入・ 空間インスタレーションを主に制作する。 現在、ロンドンと東京を拠点に活動中。
2015 年 VOCA 展大原美術館賞、第 10 回 shiseido art egg 入選、2011 年トーキョーワンダーウォール入選、等の受賞がある。平成 27 年度ポーラ美術振興財団在外研修員、平成 28 年度文化庁新進芸術家海外派遣制度としてイギリ スにて研修。
近年の主なグループ展に「Picturing the Invisible」(王立地理院、ロンドン、2022)「ヨコハマ・トリエンナーレ 2020」(横 浜美術館、Plot 48 ほか、横浜、2020)、「六本木クロッシング 2019 展 - つないでみる」(森美術館、東京、2019)、「21st DOMANI・明日展 - 平成の終わりに」(国立新美術館、東京、2019)、「ヨコハマトリエンナーレ 2017」、「VOCA2015」 などが、主な個展に 「200 万年の孤独、さ くらと 50 万光年あまり」(黄金町エリアマネジメントセンター、横浜、2017)、「Stella Maris was a name I found in a dream」(大和日英基金、ロンドン、2016)「Fall」(資生堂ギャラリー、東京、2016)、「二百万年の孤独」(TOKAS、東京、2015)がある

▪️ゲストコメンテーター
桔川 純子
大学講師/日本芸能従事者協会理事。
2 0 0 6年より韓国の市民参加型シンクタンク「希望製作所」日本支部の設立携わり、日韓の市民交流の活動に取り組む。 現在は、國學院大學、東洋大学などで非常勤講師を務め、韓国で広がっている「公正観光」にも関わっている。共著書に、『危機の時代の市民活動ー日韓「社会的企業」最前線』(東方出版)など。

▪️ファシリテーター
森崎 めぐみ
俳優/一般社団法人日本芸能従事者協会 代表理事
映画「人間交差点」主演デビュー、黒澤清、是枝裕和監督作品やディズニー映画「エンディング・ニモ」(日本語吹き替え版)に出演。テレビ「暴れん坊将軍、」「相棒」など出演多数。代表作に映画「CHARON」主演(仏、独など国際映画祭正式出品、夕張国際映画祭ファンタランド大賞受賞)。
フリーランスが多い芸能界に政府の社会保障を求めて制度改正に至り、2021年に全国芸能従事者労災保険センターと一般社団法人日本芸能従事者協会を設立した。
著書に『芸能界を変える——たった一人から始まった働き方改革』(岩波新書) 12月20日刊。
共立女子大学非常勤講師。2022年公益財団法人パブリックリソース財団女性リーダーに選出。
文化庁文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けた検討会議委員